「わあっ、いい匂いがしてきたね!」
「沙良。ご飯はどんな感じ?」
「もう大変だよ。煙を吸うと咽せるし、火は暑いし。今はいい感じだけど……」
具材を全て切り終わり、炒めている最中に沙良が様子を見にきたため、沙良たちの進捗度も聞いてみた。
表情からとても大変そうなのがわかり、今すぐ変わってあげたくなる……というより、変わってあげればいいのでは?
「じゃあ私が変わってあげようか?こっちはあと炒めてカレーのルウを溶かせばいいだけだから」
「変わってほしいけど、多分瑞樹も堀田と変わると思うよ?」
「うっ……」
「沙良は俺のことよくわかってんな」
私が炒めている間に水を持ってきてもらうよう霧谷に頼んでいたけれど、どうやら私と沙良の会話を聞いていたようだ。



