思い出すだけで胸の辺りがざわざわして、頬が熱くなる。気持ちを鎮めるために、顔を近づけられた方の耳を手で覆い、じっと回されたプリントを見つめる。
どうやら班は男女二人ずつの計4人で編成され、自然豊かな野外でカレーを作るらしい。
それにしても男女二人ずつというのが嫌だ。女子は多分沙良と組めるだろうけれど、問題は男子だ。
チラッと霧谷の座る席に視線を向けると、タイミング悪く彼も私の方を見ていたようで、パチッと目が合ってしまう。
さらにニコッと優しく微笑んでくるものだから、咄嗟に顔を背けてしまった。
また胸の辺りがざわざわする。同時にイライラが募り、この正体は苛立ちなのだと思った。



