いつかその顔を悔しそうに歪めさせてやると思い、勉強を再開するため教科書を開いて置いているテーブルへと体を向けた。
「そういえば次のテストに汐音が負けたらデートって、罰にならなくないか?」
「えっ、毎回それが適応されるの?」
「俺に勝って謝らせたいんだろ?」
「それはそうだけど……」
いつもいつも余裕そうな笑みを浮かべ、時には見下してくるのだ。
初めて私に放った言葉は今も思い出しただけでもイライラするし……あの言葉が全ての始まりだったのかもしれないけれど。
「だったら何にしようかな。俺が勝てば学校でも瑞樹って呼ぶとかでもいいな」
「そ、それは……」
「他には……汐音からキスしてもらうとか?」
「……っ」
霧谷の指が私の顎を持ち上げ、無理矢理目を合わせられてしまう。
どこか色っぽい笑みに、顔が熱くなるのがわかった。



