「友梨と話して、互いに後悔してたってわかった。友梨は何も悪くないのに、俺に酷い言葉をぶつけたってずっと後悔してたらしい。やっぱり話して正解だったと思った」
ありがとうと、なぜか私が感謝されてしまう。
結局相手と話す選択を取ったのは霧谷だというのに。私は何もしていない。
「友梨と話して、やっと迷いがなくなったんだ」
その低い声に鼓動が速まるのがわかる。
まるで焦らされているような感覚に陥り、早くその先を聞きたいと思った。
「俺さ、もう藍原ちゃんのことしか考えられないぐらい藍原ちゃんが好きだ」
「……っ」
このような形で伝えられるとは思わなかったけれど、確かに霧谷の口から好きの二文字が発せられた。
都合の良い夢を見ているのなら、このまま一生この夢が続ききますようにと願ってしまう。



