「私が何かした?」
「俺に全部言わせる気?」
「それ以外に解決策なんてないでしょ」
「心狭いやつって思われるから言わない」
言わないって……それなら不機嫌なオーラを放つのはやめてほしい。
「なら気を遣うから不機嫌な顔をするのはやめて」
「んー、じゃあ藍原ちゃん俺の隣にきて」
「私が行くの?」
「さっきまで俺の隣に座ってただろ」
いつのまにか不機嫌から子供のように拗ねていっている気がする。
まあ別に隣へ行くことに抵抗はないからいいのだけれど。
大人しく立ち上がって霧谷の隣に座ろうとしたけれど、その前に霧谷が私の腰に手を添えて自分の元へと引き寄せてきた。
バランスを崩した私は、そのまま霧谷の元へと倒れ込んでしまう。



