「でも藍原ちゃんは中々捕まってくれないからなぁ」
「誰があんたなんかに捕まるか」
今更……なきがするけれど、一応否定しておかないと気が済まない。
「まあまあ、とりあえず真面目に宿題やるか。藍原ちゃんは俺の隣な」
「な、なんで勝手に決めるの……私は沙良の隣に」
「私はわからない部分を春哉に教えてもらうから春哉の隣で」
「沙良の裏切り者……!」
「んー、聞こえないね」
いつまでも私の味方をしてくれない沙良。
霧谷の隣なんて、何があるかわからない。というより、何をされるかわからないという表現が正しいかもしれない。
「てことで藍原ちゃん、仲良くしような」
「……っ!?」
早速私の肩に手を添えて、自分の元へと引き寄せてくる霧谷。
危うくバランスを崩して彼の元へと倒れ込みそうになった。



