愛恋のキス







 夏休みに突入したある日のこと。

 私は霧谷の家に来ていた。
 一人……ではなく、沙良と西山くんを加えた3人が夏休みの宿題を進めるために集まっていた。


 みんなで集まろうと言ったのは沙良で、夏休み前に予定を立てていた。

 まさか霧谷の家にもう一度行くことになるなんて……と思ったけれど、今回は沙良や西山くんがいるから安心である。


「うわぁ、瑞樹の家って久しぶり!確か1年の時以来だよね!」


 久しぶりに霧谷の家にきた様子の沙良は、家を見渡して懐かしんでいた。


「そういえばそうだな」
「もしかして春哉も?」

「そうだね、2年になってからは一回も来てないかも」


 どうやら2年になってから二人とも霧谷の家に来ていなかった様子。

 つまり私だけが霧谷の家に……?と少し期待してしまったり。