「第一、霧谷に教えてもらうところなんてないから」
「じゃあ何でいつも俺より点数が低いんだろうな。全部凡ミス?」
「それは……」
正直、常に1位の霧谷と2位の私では、ほぼ毎回結構な差がついている。
かと言って2位の私と3位の人の点数がギリギリかと言われれば、そうでもない。
こうして毎回2位のため、万年2位という異名もつけられているくらいだし……それでも霧谷には勝てないのだけれど。
「な?だから俺が教えてやるって」
1位の人間に教えられるのは何か癪だったけれど、本当にわからないところを克服して完璧にし、さらに凡ミスをなくせば霧谷に勝てる可能性もあり得る。
そのため、あえて難しい問題を解くことにした。後悔してもしらないからと思いつつ、ペンを走らせようとしたけれど……。



