愛恋のキス







 二人で買い物に行ってからご飯を作り、食べ終えてからもテレビを観ながらくつろいでいると、あっという間に時間が過ぎていった。


「あ、もうこんな時間だ」


 買い物に出掛けてからは過去の話など忘れて、互いにいつもの調子に戻っていた。

 霧谷も私に触れてこようとはせず、クラスメイトの関係が崩れることはないようで安心した。


「藍原ちゃんといると時間が経つのが早いなぁ」


 私も霧谷も時間を気にしていなかったため、時間を確認して驚いた。

 いくら明日が休みとはいえ、あまり遅くなり過ぎても困る。


「さすがにそろそろ帰るね」
「えー、泊まってかない?」

「泊まりません」


 第一、今の私は学校帰りで制服姿なのだ。これで泊まれとは色々と無理がある。