「……っ、わかった。行けばいいんでしょ行けば」
この時の私は二人も来てくれると思っていたため、渋々ながらも了承した。
だからまさか……。
「どうしてなの……!?」
二人とも来なくて私一人が行くことになるなんて。全く予想もしていなかった。
沙良には「私たちがいたらお邪魔だろうから」と言われたけれど、霧谷の家に一人で会いに行かさせるなんてひどいではないだろうか。
もし家に連れ込まれて手を出されたらどうするのだ。まあそんなことは大丈……夫と安心はできないしできるはずがない。
以前に迫られた経験があるために、どうしても不安は拭いきれない中、二人に教えてもらった住所をもとに、霧谷の家へと目指す。



