「バーカ、んなチビに抱きつかれたって何とも思わないっつーの。」

…そう、コイツ、相沢セカイは極度のチビ。
高校生にもなって、150㎝しかない。



「チビって言うなぁ~~!!」
そう言って俺のハラのあたりをポカポカたたく。


「あっれ~全然痛くねェなぁ…そっか、お前チビだしガキだもんな。 ごめんなぁ。」
俺がニヤニヤ笑いながらいう。

「ざっけんな! 同い年のくせに~~~」
セカイがさらに怒りながら俺の腹を強く叩いた。




「まだまだ甘いねぇ、セカイちゃん。」



スッとどこからか俺の親友、『久住 唯』が現れた。