昨日、高野くんが降りた駅に着き、ドアが開くと
高野くんも流れに乗って降りていく。
その時に、高野くんが「電車乗ってる時に電話してくんな」って言う声が聞こえて。
あ、あれイヤホンマイクなんだー、って思いながら、電車を降りる高野くんの背中を見つめていたら。
こんなに人がいるのに、なんでその声だけ大きく聞こえたんだろうって思うくらい、ハッキリと、
「今から行くから、
ちょっと待ってろよ、マヤ」
そう言う高野くんの声が聞こえて。
最後に聞こえた、「マヤ」って名前が、何度も頭の中でこだました。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…