素直になれない高野くんと素直になりたい私。




「……三澤ちゃん、元気だしなよ」



さすがにフォローしきれないのか、山西さんがポンポンと私の頭を撫でた。



やっぱりそっか。


この人なんだろうな。


そりゃそうだよ。


メンクイの高野くんだもん。


本当に好きな人にブスって言うわけないじゃん。絶対可愛いし。



「もうハッキリふられたから、
高野くんのことは…諦める」


「しーちゃん…」


「華の高校生だもん。
叶わない恋してんのもったいない」



へへ、と笑って、トイレに行きたくなったから席を立った。



そうだよ。


叶わない恋してるの、もったいない。



高野くんのことは


忘れるんだ。