素直になれない高野くんと素直になりたい私。




「そういえばさ」


「どしたの、由奈っち」



「高野くんのラインのアイコンの件って、解決したの?」



由奈ちゃんがそう言って首を傾げる。


それに対して『なにそれ?』って言う山西さんだったけど


私はそんなことすっかり頭から消えてて、言われてハッとした。



「わ…忘れてた…」



マヤさんのことは解決したけど、アレについては聞いてない。


……やっぱり、あの女性が本命?



「え、なにそれ詳しく教えて」


「高野くんのアイコンって、
見知らぬ女性なんだよ」


「どれ?
今見れる?」



山西さんがじーっと見てくるから、


その視線の圧に負けて、ラインの画面を開いた。



「うわ、マジだ。
意味深に顔をあんまり映さないガチのやつ」



山西さんが私のスマホを見て苦い顔をした。


…山西さんがそう言うってことは、やっぱりこの人が本命?