……なんだろう。

すっごく幸せだなあ。


朝起きて、一緒にご飯を食べて、登校して。

ほとんど私が支えられてもらってるけど、辛いときは励まし合って。


瞬はどちらかというとぶっきらぼうだし、けっこうなんでもズバズバ言う。


だけど、苦しいときは絶対気づいてくれる。


優しい言葉を、お世辞なんかじゃなくて本音で言ってくれる。



……私のことを大切にしてくれてる。


好きだなあ。

こんな毎日がずっと続いたらいいのにって思う。


……って。



「はっ!?」

「は?急にどうした」

「えっ!?や、ううん!なんでもない!」



怪訝な顔をして見てくるけど、誤魔化すように笑う。


だって、だって今。


好きって思っちゃったんだもん。

瞬のことが好きだって。