優愛ちゃんごめん……

とっても素敵な提案してくれたのに、だめかもしれない……


心の中で謝ったとき。



「いいよ」



そう言った瞬との距離がいつのまにか近くなっていて、驚く隙もないままキスされる。



「な、なんで急に……!」

「希帆から誘ってくれて嬉しかったから」

「そ、それにしても急すぎるよ……!」



心臓の音が大きくなって、照れ隠しでどんどん文句を言いたくなる。


だけどそんな私のことを知ってる瞬がそれを許すわけもなく、何度も優しく唇が触れた。



「ん、んんっ……」



ぎゅっと目をつむって受け止めていると、すぐ近くで瞬がクスっと笑う。



「ほんと全然慣れないな、ぷるぷる震えちゃってかわい」


「ね、ねえ!もう心臓爆発しちゃいそうだからまって……!」



ドキドキしすぎて涙出てきた……

瞬を拒むように手を顔の前に持ってくる。


だけどその手も軽々と掴まれて引っ張られ、抵抗むなしくまたキスされた。