「おーい、お前たち、そろそろ帰れよー」
廊下にいた先生に声をかけられて「はーい!」と返事をする。
話していたらいつのまにか、完全下校時刻に近くなっていた。
「さて、じゃあそろそろ帰ろっか。ふー、あたしも瑞稀のこと誘おっかなー」
「え、いいじゃん!吉川くん絶対喜ぶよー!」
机の上に置いたままだった勉強道具を、かばんの中に入れながら話す。
すると携帯がブブっと震えた。
光った画面を見ると、ピコンと通知が表示されている。
「なあに、彼氏?」
にやにやと笑われて顔が熱くなる。
「うっ、そうだけど……」
澪の読み通り、瞬からの連絡だった。
「わ、ほんと?このあと日高くんと会う約束してるんだよね、待たせちゃって怒ってないかな」
「全然大丈夫!ゆる~く約束してるだけだし、瞬も今頃のんびりしてるよ」
そう言うと優愛ちゃんは「そっかあ」とほっと安心した顔で微笑む。
実際、瞬から送られてきた内容も『今からコンビニ行くけどなんかいるものある?』だったし、私が家に着くまでのんびり待ってくれてるはず。
廊下にいた先生に声をかけられて「はーい!」と返事をする。
話していたらいつのまにか、完全下校時刻に近くなっていた。
「さて、じゃあそろそろ帰ろっか。ふー、あたしも瑞稀のこと誘おっかなー」
「え、いいじゃん!吉川くん絶対喜ぶよー!」
机の上に置いたままだった勉強道具を、かばんの中に入れながら話す。
すると携帯がブブっと震えた。
光った画面を見ると、ピコンと通知が表示されている。
「なあに、彼氏?」
にやにやと笑われて顔が熱くなる。
「うっ、そうだけど……」
澪の読み通り、瞬からの連絡だった。
「わ、ほんと?このあと日高くんと会う約束してるんだよね、待たせちゃって怒ってないかな」
「全然大丈夫!ゆる~く約束してるだけだし、瞬も今頃のんびりしてるよ」
そう言うと優愛ちゃんは「そっかあ」とほっと安心した顔で微笑む。
実際、瞬から送られてきた内容も『今からコンビニ行くけどなんかいるものある?』だったし、私が家に着くまでのんびり待ってくれてるはず。



