「わ、しのぶくん?」
「げっ、椛しのぶ!?」
私たちの会話に入ってきたのは、隣……花音ちゃんと同じクラスの椛くんだった。
花音ちゃんは美人でいい人だから有名だけど、椛くんは真逆の人物だ。
女の子みたいなかわいい顔、男子としては小柄な身長、ひらがなで柔らかい印象を持つ名前。
だけど本人はとんでもなく口が悪く、考え方もさっぱりしすぎていて有名だ。
噂では、告白してきた女の子に『僕の隣にいたら逆に君が辛くない?』と言って断り、周りの人たちを戦慄させたとかさせてないとか。
私は椛くんと、ほとんど話したことはないに等しい。
たぶん澪も。
優愛ちゃんも特に仲がいいって認識したことはなかったけど……
「ね、ねえ優愛!椛と知り合いなの?」
「うんっ!いきつけのケーキ屋さんで会ったの。それから一緒にカフェ巡りもしてくれるようになって」
にこにこと嬉しそうに話す優愛ちゃん。
だけど私たちはあれっと首をかしげる。
だってたしか椛くんは……
「げっ、椛しのぶ!?」
私たちの会話に入ってきたのは、隣……花音ちゃんと同じクラスの椛くんだった。
花音ちゃんは美人でいい人だから有名だけど、椛くんは真逆の人物だ。
女の子みたいなかわいい顔、男子としては小柄な身長、ひらがなで柔らかい印象を持つ名前。
だけど本人はとんでもなく口が悪く、考え方もさっぱりしすぎていて有名だ。
噂では、告白してきた女の子に『僕の隣にいたら逆に君が辛くない?』と言って断り、周りの人たちを戦慄させたとかさせてないとか。
私は椛くんと、ほとんど話したことはないに等しい。
たぶん澪も。
優愛ちゃんも特に仲がいいって認識したことはなかったけど……
「ね、ねえ優愛!椛と知り合いなの?」
「うんっ!いきつけのケーキ屋さんで会ったの。それから一緒にカフェ巡りもしてくれるようになって」
にこにこと嬉しそうに話す優愛ちゃん。
だけど私たちはあれっと首をかしげる。
だってたしか椛くんは……



