少し体を浮かして、私よりも大きな体をぎゅっと抱きしめた。
すると当たり前のように抱きしめ返してくれるから、心がじんわりと温かくなる。
「……ねえ、みんなに話そっか」
「なにを?」
「私たちが付き合ってること」
そう言うと瞬はがばりと体を起こして、私と目を合わせた。
「は?マジで?怖いって言ってたじゃん、無理しなくていいよ」
「うん、それなんだけどね」
正直、怖いと思ってることは今も変わらない。
だけど今日こうちゃんと話していて気づいた。
周りの声よりも、もっと怖いって思うことがあるって。
言いふらしたいわけじゃないけど、付き合ってるっていう事実を私たち以外の人に知っておいてほしい。
もしものとき、決して泡になって消えてしまわないように。
それに澪と優愛ちゃんに嘘を吐かず、普通に話したいし!
……うん、だから大丈夫。
自分の気持ちを確かめてから、もう一度瞬と目を合わす。
すると当たり前のように抱きしめ返してくれるから、心がじんわりと温かくなる。
「……ねえ、みんなに話そっか」
「なにを?」
「私たちが付き合ってること」
そう言うと瞬はがばりと体を起こして、私と目を合わせた。
「は?マジで?怖いって言ってたじゃん、無理しなくていいよ」
「うん、それなんだけどね」
正直、怖いと思ってることは今も変わらない。
だけど今日こうちゃんと話していて気づいた。
周りの声よりも、もっと怖いって思うことがあるって。
言いふらしたいわけじゃないけど、付き合ってるっていう事実を私たち以外の人に知っておいてほしい。
もしものとき、決して泡になって消えてしまわないように。
それに澪と優愛ちゃんに嘘を吐かず、普通に話したいし!
……うん、だから大丈夫。
自分の気持ちを確かめてから、もう一度瞬と目を合わす。



