「……なあ希帆、まだ俺のこと好きじゃないの」
伏し目がちな表情が切ないのに色っぽくて、心臓が悲鳴を上げる。
「そ、れは正直まだわかんなくて……すっごくドキドキする、けど、恋なのかはわかんない……」
語尾になるにつれてどんどん声が小さくなる。
自分のことながらほんとにめんどくさい女だなと思う。
だけど逆に、どうしてみんな当たり前のように『この気持ちは恋だ!』と気づけてるのかも不思議だった。
私もいつかこれが恋だと気づける日がくるのかな。
「ご、ごめんね瞬」
謝るとそれに答えるように優しくキスされる。
「……いいよ、いつか絶対俺のこと好きだって言わせてやるから」
「え」
瞬の目がまるで獲物を捕まえる狩人のようにギラギラと光って、思わず怖気づく。
するとそんな私を逃がさないとでも言うかのようにキスの嵐が降ってくる。
さっきまでの暗い雰囲気はなくなり、どんどん甘くなっていく。
あわあわしながらも受け止めていると、ふと思い出した。
「あ、しゅ、しゅんっ」
「……なに」
キスを止められて嫌なのか、じとっとした目で見られる。
伏し目がちな表情が切ないのに色っぽくて、心臓が悲鳴を上げる。
「そ、れは正直まだわかんなくて……すっごくドキドキする、けど、恋なのかはわかんない……」
語尾になるにつれてどんどん声が小さくなる。
自分のことながらほんとにめんどくさい女だなと思う。
だけど逆に、どうしてみんな当たり前のように『この気持ちは恋だ!』と気づけてるのかも不思議だった。
私もいつかこれが恋だと気づける日がくるのかな。
「ご、ごめんね瞬」
謝るとそれに答えるように優しくキスされる。
「……いいよ、いつか絶対俺のこと好きだって言わせてやるから」
「え」
瞬の目がまるで獲物を捕まえる狩人のようにギラギラと光って、思わず怖気づく。
するとそんな私を逃がさないとでも言うかのようにキスの嵐が降ってくる。
さっきまでの暗い雰囲気はなくなり、どんどん甘くなっていく。
あわあわしながらも受け止めていると、ふと思い出した。
「あ、しゅ、しゅんっ」
「……なに」
キスを止められて嫌なのか、じとっとした目で見られる。



