惚れたら最後。

笑っているのを我慢してると壱華さんと目が合った。



「そういえば琥珀ちゃん、高卒試験受けたって聞いたけどどうなったの?」

「あ、無事受かってたので行きたい大学に出願しました」

「は?いつの間に?」



それに驚いたのは絆だった。



「東計大行くっていったでしょ?あ、試験は2月ね」

「へぇー、琥珀俺と志望校一緒だ。この前の模試どうだった?」

「文系志望したから偏差値そこまで高くないけど……A判定だったよ」

「うわ、天才かよ。余裕じゃん、さっすが琥珀」



なぜか誇らしげな刹那に相反して、絆がしゅんとした表情で琥珀を見ている。



「なに?絆」

「……会えなくなるか?」

「あぁ、そっちの心配?
勉強する時間は設けてるから大丈夫。今は仕事もしてないし。
まあ、名門といえど文系なら御茶の子さいさいよ。
私を誰だと思ってんの?」

「なんなのカッコよすぎ」



ドヤ顔で言い切ると反応したのは刹那。絆は「ならいいけど……」とまだちょっと不安そうだ。

なんだろう、最近絆がかわいく見えて仕方ない。