「お前な……本当に情報屋なら、俺がどれだけあいつと組むのが嫌なのか分かってんだろ」
「その点はご安心ください。あちらも半グレによるサイバー攻撃を受けたそうなので、無償でセキュリティの強化を引き受けた代わりに、この件で荒瀬組と協力することはあっても、交渉は一切しないと誓約書を書いてもらいました」
「根回しは完璧ってことか。食えない女だ」
帝王は私を凝視し、しばらくして視線を横にずらして絆と見交わし、手招いた。
「絆、ちょっと俺についてこい。
颯馬、そこにいるんだろ。壱華のそばにいろ。
この自称梟が変な真似しないようにな」
不意に立ち上がった彼に絆も腰を上げた。
絆は上から琥珀を見下ろし何か声をかけようとしたが、後ろの襖がガラッと開いたことで何も言わなかった。
「やっぱバレちゃってたかぁ、さすが兄貴」
にこにこと胡散臭い笑みを浮かべながら部屋の中に入ってきたのは組長代理の颯馬。
部屋を出る組長たちとすれ違い、開けた襖を閉めると琥珀には目もくれず、壱華の隣にしゃがんだ。
「その点はご安心ください。あちらも半グレによるサイバー攻撃を受けたそうなので、無償でセキュリティの強化を引き受けた代わりに、この件で荒瀬組と協力することはあっても、交渉は一切しないと誓約書を書いてもらいました」
「根回しは完璧ってことか。食えない女だ」
帝王は私を凝視し、しばらくして視線を横にずらして絆と見交わし、手招いた。
「絆、ちょっと俺についてこい。
颯馬、そこにいるんだろ。壱華のそばにいろ。
この自称梟が変な真似しないようにな」
不意に立ち上がった彼に絆も腰を上げた。
絆は上から琥珀を見下ろし何か声をかけようとしたが、後ろの襖がガラッと開いたことで何も言わなかった。
「やっぱバレちゃってたかぁ、さすが兄貴」
にこにこと胡散臭い笑みを浮かべながら部屋の中に入ってきたのは組長代理の颯馬。
部屋を出る組長たちとすれ違い、開けた襖を閉めると琥珀には目もくれず、壱華の隣にしゃがんだ。



