「『光』が他に企画した庭は?」
質問すると、やがてパソコンにデータが送信されてきた。
「受賞歴もなかなかだ。ショッピングモールの坪庭もいいし、他の庭もいい。申し分ない」
慎吾の感想どおり。どれも一坪くらいではあるが、染み入ってくるものがあるのに不思議な点がある。
「才能の割には、顔写真がネット落ちていないな……」
「どうしてなんだろう?」
俺がつぶやけば、慎吾も首をひねる。
まあ、いい。
俺はひかる関連の資料を全てフォルダにまとめた。
あとは本人と面談してからだ。
「会ったらわかるだろう。アポイントを取ってくれ」
俺の言葉に、相棒からのリアクションがない。
不思議に思えば、微妙な表情の秘書と目が合った。
「……慎吾? どうした」
無言で渡された『光』のエントリーシートには、坪庭の名前の由来。
借景の意図や庭に用いられた植物の種類に、完成予想図。
協賛の呉服店や和菓子店、茶道具店の名前。
「う」
読み進むうち、俺は自分の口から呻き声が漏れるのを聞いた。
最後に、『光』の所属先として『 三ツ森 大樹造園事務所』の名前があったのだ。
質問すると、やがてパソコンにデータが送信されてきた。
「受賞歴もなかなかだ。ショッピングモールの坪庭もいいし、他の庭もいい。申し分ない」
慎吾の感想どおり。どれも一坪くらいではあるが、染み入ってくるものがあるのに不思議な点がある。
「才能の割には、顔写真がネット落ちていないな……」
「どうしてなんだろう?」
俺がつぶやけば、慎吾も首をひねる。
まあ、いい。
俺はひかる関連の資料を全てフォルダにまとめた。
あとは本人と面談してからだ。
「会ったらわかるだろう。アポイントを取ってくれ」
俺の言葉に、相棒からのリアクションがない。
不思議に思えば、微妙な表情の秘書と目が合った。
「……慎吾? どうした」
無言で渡された『光』のエントリーシートには、坪庭の名前の由来。
借景の意図や庭に用いられた植物の種類に、完成予想図。
協賛の呉服店や和菓子店、茶道具店の名前。
「う」
読み進むうち、俺は自分の口から呻き声が漏れるのを聞いた。
最後に、『光』の所属先として『 三ツ森 大樹造園事務所』の名前があったのだ。



