貴方は私の光です。

「林がそいつらとどうするかは勝手だけど私的に変わって欲しくない」

私の過去を知っているからこその発言だと思う

私の手を包み込むように握る彼女の手は震えていた

「大丈夫だよ必要以上に関わらないから」

安心して貰えるように私の手を包んでいた彼女の手の上から包み返した

「ならいいや、入学式なのに変な感じになったね」

私から離れてそういう萌結はきっと私に心配させたくなかったのだろう

「うん、そうだねそろそろ教室行こっか」

萌結の横に立ち私はそう言った