孤独のその先に

その中の先頭に、さっき入ってきたとき沙耶に声を掛けた人が立っている。


「今からお前らに大事な話をする。_新しい姫を紹介する」


総長である朔夜がそういう。


「美羽、挨拶」


さっきまで大丈夫だったのに、一気に緊張してきた。


__大丈夫、大丈夫。


そう言い聞かせた。