孤独のその先に

でも確かに。


さっき助けてくれたのって沙耶と伊吹くんだ。


『すごい。強いんだね』


「えへへ…そう?」


なんだか嬉しそうな沙耶。


「実はな、伊吹と沙耶付き合ってんだぞ!」


響くんがそういう。


「ちょっと!なんで言うのよ!」


「えーいいじゃん?減るもんじゃねーって!」


ギャーギャーと騒ぐ2人。