孤独のその先に

どれだけ今謝られても、許すことなんてできない。


私がどれほどの思いでここまで生きてきたか。


それは到底語ることはできない。


『1つだけ、聞いてもいいですか…?』


「ええ。なんでもきいて?」


私の聞きたいこと…


『どうして、私たちを捨てたんですか?』


それをきいたとき、希咲さんの瞳孔が揺れた気がした。