孤独のその先に

…戸籍謄本だ。


そこにはしっかり私と如月 希咲の名前が記されてあった。


ってことは…本当に私の母親なんだ。


でも、なんで今更…?


「今更遅いかもだけど…本当にごめんなさい」


そう言って頭を下げる。


「美羽と琉樹を置き去りにして…ごめんなさい」


心がチクチクと痛む。


『…頭を上げてください』