孤独のその先に

「…美羽??」


え…私のことを知ってるの?


「美羽…よね?」


確かめるようにもう一度聞いてくる女の人。


『あの、あなた誰ですか?』


ただならぬ空気を感じたのか、沙耶が私を守るように楯突く。


「あ、ごめんなさい。私は如月 希咲です。この場でなんですが…あなたの実の母親なんです」


ズキッ