孤独のその先に

朔夜が腕を頭に乗せてきたのだ。


「美羽は俺のだけ見とけよ」


ドキッ


『う、うん!』


頭をぐしゃぐしゃっとさせられると、朔夜もフィッティングルームに入っていった。


もう…ボサボサじゃん。


「なになに〜いい雰囲気じゃん」


すかさず沙耶が来る。


「ってか思ってたけど、美羽って朔夜のこと好きでしょ?」