でも響と一緒にいたいなら、もう巻き込むとか迷惑かけるとかではないのかもしれない。
響に話してもらえなかった時、閉め出されてるように感じて辛かった。
何でも話してほしいと思った。
どんな響の問題でも自分は知りたいし、一緒に傷ついたり乗り越えたりするのは絶対に自分でありたいと思っている。
響が泣いてしばらく寄り添っていたら、真横に誰かが立った。
はっとして見たら、サングラスのいかつい細身の男が見下ろしていた。
そうだった!さっき驚いた響の父親だった。
響に気を取られて、すっかり忘れていた。
響の肩に手を回したまま体を向けた。
響はグズグズ俯きながら、
「レン、あっち行って!」
と言った。
レンは構わず謙太郎の横に座った。


