響は謙太郎を唆す


部屋は、よく知らないが多分クラブってこんなかんじなのか?といった雰囲気。
薄暗くソファーがあちこちにある。

これでアルコールなしなんだな、と、謙太郎は不思議な気持ちがした。

知らない大人達、知らない世界。
足を初めて踏み入れる。

とりあえず皆から少し離れて、部屋の一番奥の角の壁際にあるソファーに響を連れて行き隣に座った。
ソファーは黒い革のような素材で、コの字型に6人ぐらいは座れそうなかんじだった。
ソファーの前には、低くて大きな切り株の一枚板の机がある。

部屋は長方形で入口から奥に長い。

壁際に沿ってずっとソファーが並んでいた。
素材や形の違う洒落た机がランダムにあり、それぞれ、4〜6人ほどで囲めるように椅子が置いてある。
響の家族、バンドのメンバー、後はスタッフだろうか。
謙太郎と響が座った奥ではなく入口に近いあたりに集まっていた。