響は謙太郎を唆す


響は、しおらしく謝りながら、さすがにショックだった。

新しく導入された1人一台のパソコンに関して、学費とともに約10万円を支払う事になっていたのだ。

学校からの手紙も見たし、家でも銀行の残金を確かめた。

「とにかく明日、学校にお金を届けにきて下さい。朝一で私が預かりますから」

先生が自身で打ち出した督促状を渡され、教室から出された。

学費の通帳には十分入ってたよね。
親は何に使ってしまったのか。

響の側が問題を起こした事、恥ずかしいのか、悔しいのか、悲しいのか、腹が立つのか。
気持ちが落ちこんでしまう。

家に予備でおいてある現金では足りなかった。
とりあえずお金を準備しないといけない。