秋になった。 「マーヤー」 彼は相変わらず愛おしい声で私の名前を呼ぶ。 「ハルー!お弁当できたよ〜!」 「いつもありがとう!美味しそう!」 「いってらっしゃい」 「また連絡する!行ってきます!」 そう言って私にキスをする恋人。 こうなる気がしていた。 私の勘は鋭い。