御曹司は魔法使い⁉︎

「こちらこそ嬉しいです!
あ、もし有れば、氷を沢山入れたグラスもいただきたいんです。
これからの時期ならアイスも需要があるかと思って、こっちのポットには、ほんの少し濃い目に入れたNo.8もご用意しました。」

「アイスか…。もちろん用意できるよ。
ちょっと待ってて。」

この伊万里焼と練り切りのビジュアルを見ることが出来ただけでも、ここに来た甲斐があるなぁ。

父と赤城さんに報告する為に、スマホを取り出して何枚か撮影をする。
すると、メッセージを受信していることに気づいた。

寿貴先生だ。

今日は行けないと伝えていたのに、なんだろう?

『何時に終わる?
迎えに行く。』

え?
ここに⁇
ここからレジデンスは、ビレッジの端から端だけど、そう遠いわけじゃない。見えているくらいだ。それに、どこもかしこも、セキュリティ万全なのに。
迎えに来てもらうのは申し訳ないよ。
それにお試し会はまだまだこれからなのだ。