御曹司は魔法使い⁉︎

「でも私は、小さい時からずっと一軒家だったので、タワーマンションに憧れていたんです。こっちに来る時、タワーマンションに住めると思ったのに。もちろん今の住居は文句のつけようがないんですけどね?」

「…タワマンなんて、何処にでもあると思うぞ。…なんなら、うち、見に来るか? 確かに夜景は綺麗だけど。毎日見てたら慣れるぞ?」

「え…。
お、お、お邪魔して…いいんですか?」

ハッ
……俺、何言ってるんだ…
え、家に誘った? 今、俺、誘ったのか?

「い、いやその……他意はなくてっ!
夜景が観たいのかと思っただけなんだ。
あ、ラ、ラウンジでも観えるじゃないか。
な⁉︎」

「そ、そうですね。
ラウンジ…。そうですよ。ラウンジでいつでも夜景が観られますよね!」

「……いやその…
………良かったら、少しだけ観に来るか?
うちは最上階だから、33階だ。
怖いかもしれないけど、一応、バルコニーにも出ることが出来る。ラウンジと違って。」

「……」

「あ、無理にとは…」

「いいんですか? 伺っても…」

「…‼︎ あ、ああ。」

「突然伺って、そこら中、隠すものばかりじゃありません?
見られちゃったら困るエッチな雑誌とか。」

「…俺は男子中学生じゃないぞ。」

「フフフ」