◇ ◇ ◇ 数日後、レオナルドの執務室に呼び出されたアイリスは、これまでの捜査経過を聞きながらも信じられずに何度も手元の書類を見返した。 「では、全てジェフリーが?」 「ああ。嫉妬していたのだろうな、お前に」 「なんてばかなことを……」 それ以外に言葉が出てこない。 嫉妬されることなど、何もなかった。 アイリスからすれば、恵まれた家庭で育ち剣の実力もあるジェフリーのほうが、よっぽど羨ましかった。