1秒、1分、1時間と時間は進む
けれど20XX年に時間の流れは変わった
みんな進むはずの未来とは別の方向へと
ある日をきっかけに
記憶が書き換えられて…
✯-----------------------------------------------------✯
《空に咲く光の花》
ある日、それは月が綺麗な満月の夜。
僕は、夜中の街を一人で歩いていた。
人気のない街。
帰る家はあるけれど、
帰る気にはなれなかった。
「今日は月が綺麗だ」
そんなことを思いながら街を歩く。
すると突然、空に光の花が咲いた。
ひとつのある星が爆発を起こしたのだ。
その次の瞬間、一瞬辺りが光に覆われた。
「いったい何が起きなんだ…」
「何が起きたの?」
どうやら、何が起きたか疑問に思っている
人は、僕だけではないようだ。
僕を含め僕の周りにいた人達はみんな混乱
していた。
僕は、周りの変化に気がついた。
さっきまで向かいにあったはずの古い本屋
が、無くなっていた。
そのかわりに、新しく違う建物がたってい
た。
「なんだよこれ、20YY年○月✕日って」
ある男が道に捨てられていた新聞を見て言った。
その言葉に周りにいた人達も驚いた。
20XX年から20XY年。
あの一瞬で5年もたっていたというのか…
だとしたら、タイムスリップしたことにな
る。
でも、そんなことが可能なのかと言われた
ら分からない。
一人の女性が僕に話しかけてきた。
「ねぇ、私たちタイムスリップしたの?」
「今の状況だとそう考えるのが1番かと」
この会話を聞いて周りにいた残りの人たち
も集まってくる。
どうやらこの事件に巻き込まれたのは僕を
含め6人だった。
「おい、この新聞を見ろよ!」
そこには、大きな見出しで
『20XX年 行方不明者6名いまだ足取り不明』
っと書かれている。
僕はその記事が僕たちを指していることに気づいた。
「どうやら、あの一瞬の光で5年が達…」
「僕たちはその間、行方不明だったと」
僕がそういうとみんな理解できないという顔をしていた。
それも無理はない。
タイムスリップなど起こるはずがないのだから…
するとこちらの方に巡回中の警察の方が来て
「君たち…行方不明者の…」
「いったい今までどこにいたんだ?」
と聞いてきた。
「俺達はタイムスリップしたんだ」
「信じてもらえないと思うけど…本当なんです!」
「訳の分からないことはいいから1回署までついてきてください」
そう言われ署まで同行した。
けれど20XX年に時間の流れは変わった
みんな進むはずの未来とは別の方向へと
ある日をきっかけに
記憶が書き換えられて…
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《空に咲く光の花》
ある日、それは月が綺麗な満月の夜。
僕は、夜中の街を一人で歩いていた。
人気のない街。
帰る家はあるけれど、
帰る気にはなれなかった。
「今日は月が綺麗だ」
そんなことを思いながら街を歩く。
すると突然、空に光の花が咲いた。
ひとつのある星が爆発を起こしたのだ。
その次の瞬間、一瞬辺りが光に覆われた。
「いったい何が起きなんだ…」
「何が起きたの?」
どうやら、何が起きたか疑問に思っている
人は、僕だけではないようだ。
僕を含め僕の周りにいた人達はみんな混乱
していた。
僕は、周りの変化に気がついた。
さっきまで向かいにあったはずの古い本屋
が、無くなっていた。
そのかわりに、新しく違う建物がたってい
た。
「なんだよこれ、20YY年○月✕日って」
ある男が道に捨てられていた新聞を見て言った。
その言葉に周りにいた人達も驚いた。
20XX年から20XY年。
あの一瞬で5年もたっていたというのか…
だとしたら、タイムスリップしたことにな
る。
でも、そんなことが可能なのかと言われた
ら分からない。
一人の女性が僕に話しかけてきた。
「ねぇ、私たちタイムスリップしたの?」
「今の状況だとそう考えるのが1番かと」
この会話を聞いて周りにいた残りの人たち
も集まってくる。
どうやらこの事件に巻き込まれたのは僕を
含め6人だった。
「おい、この新聞を見ろよ!」
そこには、大きな見出しで
『20XX年 行方不明者6名いまだ足取り不明』
っと書かれている。
僕はその記事が僕たちを指していることに気づいた。
「どうやら、あの一瞬の光で5年が達…」
「僕たちはその間、行方不明だったと」
僕がそういうとみんな理解できないという顔をしていた。
それも無理はない。
タイムスリップなど起こるはずがないのだから…
するとこちらの方に巡回中の警察の方が来て
「君たち…行方不明者の…」
「いったい今までどこにいたんだ?」
と聞いてきた。
「俺達はタイムスリップしたんだ」
「信じてもらえないと思うけど…本当なんです!」
「訳の分からないことはいいから1回署までついてきてください」
そう言われ署まで同行した。