Lonely daze




玄関に突っ立っているぼく達は、内見を見てやはりこいつは金持ちなのだということを思い知らされた。

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「完っ全に金持ち舐めてたわ。そりゃそうだよな。普通なわけねーよな」



家の中の案内が終わると、指定された2階の部屋にて優が早口でそう言う。



「はは、だよねー。」



その中の凄さに優真も驚いたらしく、しばらくの間フリーズしていた。

斯く言うぼくも、だ。人のことは言えやしない。



「おーい、優たちベランダ出て!」



各々が自分の持ち物の整理をしていると、隣から星奈の声が聞こえてきた。

部屋は隣同士で、右側が女子、左側が男子となっている。

因みにぼくは女子部屋だ。



「うわ、すげー」

「海が青いよ優くん!」

「青くなかったらどんなだよ」

「綺麗だなー」



星奈の言う通り部屋のベランダへと出てみると、太陽の光が当たってきらきらと輝く、青い海が広がっていた。


優たちを縛っていたうるさい街より、遥かに空気が綺麗だった。


蝉の声も、鳥の声も、海の音も。それらは、ここにいるぼく達みんなを洗い流して綺麗にしてくれているようだった。