もうこれ以上、許さない

だけど、唇を「す」の形にしたところで…
そんな見つめられたら出来るわけない!

「ムリだよっ」と顔を背けた。

「なんで?意識する?」

「しないけどっ」

「それはそれで、男として傷つくんだけど…
全然しない?」

そんな言われ方したらっ…
「全然じゃ、ないけど」って言うしかないじゃん!

「よかった。
じゃあもっといっぱい意識して?
好きだよ、月奈」
そう言ってまた、甘く唇を絡める誉。

それどういう意味!?
それも恋人プレイの一環っ?

風人の事を忘れるにはうってつけだけど…
今度はそのプレイに心を持っていかれそうで、不安になる。



なのに。
それからも誉とは、2・3日に1度のペースで会って…

「月奈愛してる…
もうどうにかなりそうなくらい愛してるっ」
その都度、恋人プレイに翻弄されて…

「うんあたしもっ…
好きだよ誉っ、愛してる」
もう自分でも、プレイなのか本音なのかわからなくなっていた。