「もらうよ?」
風人が再びステンレスボトルに手を伸ばした。
「飲み物買ってくるよ、何がい?」
「や、これがいい」
いや帰れないじゃん。
今度返してもらうにしても…
洗わなくていいって言っても洗うだろうし、そんな手間かけさせたくない。
「つかぜんぜん食ってないじゃん!
俺1人じゃ食い切れないし、残したら大将に失礼だろ〜?
俺ゆうよっ?クリーニング屋のお姉さんにはあんまウケなかったって」
この男は〜!
心で拳を握った、瞬間。
「ほら唐揚げも旨いよ?あーんして?」
好きだったその言葉で、その場面が甦る。
*
*
「好きだよ月奈、あーんして?」
不意打ちのキスから逃れようとするあたしに、舌を入れようとする風人。
「ヤだっ、あたし怒ってるんだよっ?」
プイと顔をそむけるも。
「ごめん、でももう月奈不足で死にそう」
グイと向き戻されて。
「…あーんして?」
チュッとついばまれながら、甘く切なげに囁かれる。
そんな一連に、あたしはいつもあっさりとろけて…
心も身体も、全部風人のものに……
*
*
「やめてよっ!」
思わず、口元に近づけられた風人の手を払って…
唐揚げが地面に転がる。
ヤバい、あたし最低だ!
風人が再びステンレスボトルに手を伸ばした。
「飲み物買ってくるよ、何がい?」
「や、これがいい」
いや帰れないじゃん。
今度返してもらうにしても…
洗わなくていいって言っても洗うだろうし、そんな手間かけさせたくない。
「つかぜんぜん食ってないじゃん!
俺1人じゃ食い切れないし、残したら大将に失礼だろ〜?
俺ゆうよっ?クリーニング屋のお姉さんにはあんまウケなかったって」
この男は〜!
心で拳を握った、瞬間。
「ほら唐揚げも旨いよ?あーんして?」
好きだったその言葉で、その場面が甦る。
*
*
「好きだよ月奈、あーんして?」
不意打ちのキスから逃れようとするあたしに、舌を入れようとする風人。
「ヤだっ、あたし怒ってるんだよっ?」
プイと顔をそむけるも。
「ごめん、でももう月奈不足で死にそう」
グイと向き戻されて。
「…あーんして?」
チュッとついばまれながら、甘く切なげに囁かれる。
そんな一連に、あたしはいつもあっさりとろけて…
心も身体も、全部風人のものに……
*
*
「やめてよっ!」
思わず、口元に近づけられた風人の手を払って…
唐揚げが地面に転がる。
ヤバい、あたし最低だ!


