もうこれ以上、許さない

さっそくLINEで訊いてみると…
すぐに電話がかかってきた。

『ありがとっ。
俺じゃがいも好きだから、すっごく嬉しんだけど…』

え、またこのパターン?

『料理しないからさ。
それでなんか作ってくれない?』

「えっ、マスターから料理するって聞いたけど」

すると、しばし無言が返される。


「…誉?」

『あぁごめん。
前はしてたけど、今は忙しくて…
作るどころか、食うのもまともに出来てない感じ?』

「そーなのっ?
ダメじゃん!ちゃんと食べなきゃ」

『じゃあ月奈が作ってよ。
材料費もちゃんと払うから』

「ムリだよっ。
あたしのは人に食べさせられるレベルじゃないもんっ」

『いいよ、月奈が作ってくれるなら何でも嬉しいし』

だからセフレにそんな甘い事言わないでよ…
って、そうだ!

「でもセフレの域を超えてるしっ」

『…そうだよな。
俺なんか所詮、諌に言われて声かける程度の存在だもんな』

「っ、いやそういう、わけじゃ…」
ヤバい、状況見透かされてるっ。

『だから栄養取れてなくても、それで体調崩しても、月奈には全然関係ないよな』

「っ〜〜わかった!作るよっ」
そんなふうに言われたら作るしかない。