もうこれ以上、許さない

『そんな事ないって!
今日用事があってお母さんに電話したらね?
ちゃんと食べてるか心配って、お姉ちゃんにも新じゃが一箱送ったらしいよ?』

「っ、はいっ!?」
このタイミングでなぜじゃがいもをー!

「いや困るっ。
新じゃがもらったばっかだもんっ」

『そうなんだっ?
でもせっかく送ってくれたんだし…
日持ちするからなんとかなるって』



ならないよ…
いくら日持ちするからって、こんなにじゃがいもばっか食べれない。

次の日。
届いたじゃがいもと風人からもらったじゃがいもを前に、途方に暮れる。


とりあえずお母さんにお礼のメールを送ると。

ごめん、みんなにおすそ分けします!
心の中で謝罪して。

寮の仲間に配ったあと、お世話になってるマスターのもとに向かった。


ところが。

「ごめん!気持ちはすっごく嬉しんだけど…
野菜は親父が、店に出せない傷ものとかを大量にくれるからさぁ」

「そっか!そうだよねぇ…」

「誉にあげたら?
あいつ、普通に料理するし」

「そーなんだっ?」

確かに…
部屋に行った時、そういう痕跡は目にする。

「ありがとっ。連絡してみる」