もうこれ以上、許さない

でもそんな昨日の夜の残りもんとかあげられないし。
そもそも人に食べさせられるレベルじゃない。

ご飯や他のおかずと同様に、早々と胃の中に仕舞うと。
願い通りお客様が来て、風人とのランチはあっという間に終了した。



だけど数日後。
催促するかのように、大量の新じゃがを渡される。

いっぱいもらったから1人じゃ食べきれない、といった理由で。
あたし的にもすっごく助かるおすそ分けだったけど…

「…ありがとう。
でも肉じゃがはあげないから」

「ええっケチ〜。
あ、コロッケでもいいよ?」

やっぱり賄賂かい!

「じゃあいらない。
他の人にあげなよ」

「わ〜ごめんっ、冗談だって!」


結局、ありがたくもらったものの…



その夜。

『久しぶり。
元気してた?お姉ちゃん』
妹の珠和から電話がかかる。

「まぁぼちぼちかな…
珠和は元気?」

『うん、順調。
それよりぼちぼちって…
相変わらず、菊川さんの事引きずってるの?』

ああああ〜!なんてタイムリーな名前をっ。
まさに今その渦中にいるなんて言えない…


「引きずってないよっ。
うん、もう大丈夫。大丈夫」

『…それ言い聞かせてるだけじゃん。
いいかげん忘れなよ、お姉ちゃんは悪くないんだから』