もうこれ以上、許さない

なるほど…
だからって、これ以上風人と絡むわけにはいかない!

だけど…
そこまで考えてくれてたのは嬉しいし。
デザートまで買ってくれてるし。
それに、こうも突き放してるのは申し訳ない。


「…わかった。
じゃあ今日だけだからね?」

「やった!ありがとっ。
じゃあマンゴープリンとジャージー牛乳プリン、どっちがい?」

願わくは、食べ終わると同時にお客様が来ますように…


そうしてベンチに移動すると。

「ヤバい、なんかドキドキしてきた」

「大げさっ」
思わず吹き出しながらも。
それはこっちのセリフだよ…

「あ、笑った。
やっぱ月奈ちゃんの笑顔は最高だねっ」

ああもうほんとに、胸が痛い。


「もうっ、いいから食べるよっ?
いつお客様が来るかわかんないんだから」

「うわ〜、とーぶん来ませんよーにっ」

「それ営業妨害だから」

「じゃあその分あとでいっぱい来ますよーにっ」

「それめっちゃ大変だからっ」

「ええっ、じゃあ…」
「いいから食べる!」

そう、痛いけど…
風人といると、なんでこんなに楽しんだろう。


「じゃあさっ、おかず交換しよっ?」

「やだよ」

「いーじゃんケチ〜!
肉じゃが好きなのに」

「知らないよ」
なんて、知ってるけどね。