もうこれ以上、許さない

「ごめんね、仕事が大変な時に」

「全然っ。
仕事も今は落ち着いてるし。
むしろ初めて月奈から誘われて、感激してるんだけど」
そう言われて。

「ははっ、でも落ち着いてよかった。
解決したんだねっ」
今さら恥ずかしくなって、話を戻した。

「解決?…何が?」

「何がって、仕事だよ。
昨日、色々あったって言ってたじゃん」

「あぁ、そっか…
うん、解決した」

なにその取って付けた感じ…
ほんとは仕事の事じゃなかったの?
まぁ、あたしに詮索する権利はないけどさ…

自分で線引きしながらも、今となってはこの関係を寂しく感じる。


だけどそんな寂しさも、そのあとすぐに吹き飛ばされる。

部屋に入るなり、唇が奪われて。
誉の舌があたしの舌に、ぐにゅぐにゅと絡みついて…
口内をとろとろにかき混ぜる。

次第に身体も、誉の手に奪われて…
その手が絡みつくように這っていく。


「待っ…立って、らんないっ」

「じゃあ先に、抱いてい?」
そう訊いて。
答えを待たずに、首筋が甘い水音で食べられていく。

「やっ、だよっ…
汗かいてるしっ」

「いいよ、全部舐めたい」
その言葉と。
肌をなぞるぬらりとした熱に、身体がぶわりと高揚する。