もうこれ以上、許さない

「しないし!それ何の解決にもならないからっ」

「でも付けて?
俺、月奈に付けられたら、めちゃくちゃ嬉しいし…
月奈は?嬉しくない?」
そうあちこち甘く啄まれて…
また蕩けそうになる。

だって、男の人が見える場所にそんなもん付けられたら、女の人以上に恥ずかしいはずなのに…
あたしなら嬉しいだなんて、そんなのこっちが嬉しいし。
あたしだって、風人からの独占欲はめちゃくちゃ嬉しいに決まってた。

「んっ…嬉しい、けど……」

「じゃあいいじゃん、もっと付けるよ?」
と、再び首筋に吸い付かれて。

しまった!またこの男のペースに流されたっ。

「ダメっ!
も、離してっ…」
その腕から(のが)れようともがく。

「ムリ。
つーか、俺から逃げられると思ってる?
悪いけど、一生逃がさないよ?」

その言葉に、ゾクリとそそられて。
思わず、もう何もかも好きにされたい気持ちになるも…

「っ、逃げるわけないじゃん。
けどもう、これ以上付けたら許さないから!」
また流されるとこだったと、怒って阻止する。

でも本音は、どうしようもなく嬉しくて…
こうやって戯れ合う日々が楽しくて…
幸せすぎてたまらなかった。


なのに、それは序章にすぎなくて…
この先あたしは、もっともっとそんな思いをする事になる。

「許さなくていいよ?
付けられてよかったって思うくらい、人生かけて責任取るから」








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