もうこれ以上、許さない

でも今ならわかる。
その好きだった感覚ってゆうのは、ドラマとか芽衣と行った恋愛映画で…
今まで経験した事ないはずの、切ないくらい好きな気持ちとか、不安でたまらない気持ちとか、会いたくて狂いそうな気持ちとかに、すげぇ共感したからで。

それは全部、月奈への気持ちだったのにっ…


そのあと、運命感じてるって言った俺に…
いきなり泣き出して、絶対結ばれない運命だと言った月奈。

そうだよな…
こんな目に遭わせといて、ずっと苦しめといて、何よりも大切な月奈の事忘れといて…
ほんと、どの口が言ってんだって話だよな。

こんなんじゃ、月奈の妹が俺を認めないのも当然だし…

ー「誉は今まで付き合った誰よりも、あたしを大事にしてくれるから」
「月奈ちゃんの今までの男がタチ悪かっただけだって」
「はは、そーだね」ー
月奈がそう思うのも当然だよな。

けど違うんだ!

ー「その男は、姉との事をなかった事にしたかったみたいで…
思い出から、姉の存在ごと消したかったみたいで!」ー
月奈の事をなかった事にしたいわけない。
存在を消したいなんて思うわけない!

ただ…
確かに俺には、消したい過去があった。