もうこれ以上、許さない

「ごめん!でも俺も譲れないっ。
何を犠牲にしても、月奈じゃなきゃダメなんだ。
だけど、教えてくれてありがとう…
代わりに、その過去の分まで幸せにするって約束する」
真剣な気持ち(●●●●●●)をぶつけると。

月奈の妹は困惑した様子を覗かせて…
「勝手にすればっ?」と、去って行ったーーー


あれは俺の事だったんだ…

そっか、フラれたって思ってるから…
心変わりしたって思ってるから…
言わなかったんじゃなくて、言えなかったんだ。

つーかそれより…
なんで月奈のせいになってんだよっ。
ひどいデマ?嫌がらせ?
ふざけんなよ!
そんで慰謝料?医療費?
なんのだよ!?
別に後遺症もないし、会社に損害を与えたわけでもないし。
医療費は会社の組合で入ってる医療保険から出てたし、給料は保障で出てたから、親にも金銭的な迷惑はかけてない(●●●●●●●●●●●●●●●)のに…
いいかげんにしろよっ!

それどころか大学まで辞めさせて、夢まで奪ってたなんて…
マジかよ、ありえねぇし!

もう何もかもが許せなかった…
月奈を苦しめたすべてのものが。
だけど1番許せないのは、そんな状況を作ってしまった自分で…

ー「風人のおかげで、親と4年半ぶりに和解っぽくなれたから」ー
おかげどころか、俺のせいでずっと家にも帰れなかったなんて…

嘘だろ、もう限界だ。