もうこれ以上、許さない

眠ってる間に記憶が整理された俺は…
目覚めて、寝かされてたベッドの上で涙がこぼれた。

何やってんだ俺…
なんでこんな事になってんだよ…


今までずっと謎だった。
なんで俺は、あんな目指してた電気工事士になってないんだ?って。
そして、なんで芽衣と付き合ってんだ?って。

事故後はそんな現実がショックで、受け入れられなくて…
息苦しい日々を過ごしてた。


高校時代、確かに芽衣とは仲良かったし。
いつも弁当とか作ってくれてたけど…
彼女が出来ても作ってきてて。
断っても…
「ついでだから気にしないで?」とか「せっかく作ったから食べて?」とかって、いつも俺の気持ちなんかお構いなしに押し付けられてて。
ほんとは苦手なタイプだったから、どう考えても好きになるとは思えなかった。

それに証拠として見せられたツーショット写メの俺は、どれも目が笑ってなくて。
色んな状況的に付き合ってたのは間違いないと思いながらも、なんか腑に落ちなくて。
いったい何があったんだ?って、不安でたまらなかった。

でも高校ん時のダチから、卒業前に芽衣をケガさせたって聞いて…
それが関係してんのか?って思ったけど。
なんだか思い出すのが怖くって…
それで今まで、記憶にフタしてたのかもしれない。